パソコンの歴史とメーカー

東芝のパソコン|パソコンを取り巻いてきた状況

パソコンについて

東芝のパソコン

東芝のDynabook J-3100SSというパソコンをご存じだろうか。
おそらくこの型番を聞いてピンとくる人はほとんどいないだろう。これは、東芝が世界に先駆けてはじめて発売したノートパソコンである。
世界初のノートパソコン。そのスペックとはどんなものであったのだろうか。2013年時点で最新とされている東芝のノートパソコンdynabook R734と見比べてみたいと思う。

dynabook R734のスペック
CPU:2.40GHz(インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応:最大3.40GHz)
メモリ:8GBまたは16GB
ディスプレイ:TFTカラー LED液晶(省電力LEDバックライト)
記憶装置:1TBハイブリッドドライブ
バッテリー:リチウムイオンバッテリーパック 約17.0時間
サイズ:約316.0(幅)×227.0(奥行)×18.3~26.5(高さ)mm 重量約1.52kg

J-3100SSのスペック
CPU:80C86(16Bits)、5MHz
メモリ:最大3.5MB(標準1.5MB)
ディスプレイ:ELバックライト液晶
記憶装置:3.5インチFDD内蔵(720KB/1.2MB)
バッテリー:2.5時間
サイズ:310(幅)×254(奥行)×44(高さ),重量2.7kg

J-3100SSが発売になったのが1980年代末であったから、約25年以上前のモデルということになる。
特に驚くべき点はやはり記憶装置の容量だろう。80年代当時最新であったFDDには約1MBほどしか保存できなかったものが、最新のHDDやSSDには1TB保存できるようになったのである。
Dynabookは世界初となったJ-3100SSを受け継ぎ、革新的な進化を遂げ続けている。今後もその進化から目が離せない。