パソコンの歴史とメーカー

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ハードディスク

ハードディスクが商用として扱われ始めるきっかけとなったのは1956年に世に出たIBMのディスク記憶装置が起源とされている。
その容量はたった約5MBほどであったが大きさにして大型の冷蔵庫二つ分ほどであったというからおどろきである。当時のハードディスクはまだまだ一般的に使用されるものではなく巨大で扱いにくいものであることから専用の保管庫などが用意されたり、法人単位での扱いが主流であった。

1980年代に入っても14インチほどのディスクをもつハードディスクは依然として専用のラックや保管場所を必要としていたようである。 ハードディスクが現在のような小型化へ進化を始めるきっかけとなったのがSeagate Technologyが1980年代に発売した約5インチのハードディスクドライブだと言われている。
しかし価格の面からみても数十万円ほどとなっており一般人が気安く扱うにはまだまだ敷居が高いものであったといえる。
ハードディスクが値下がりしたのはWindows98発売当時あたりからである。パソコンの普及や価格低下に伴ってHDDの価格も10GBのものが数万円程度もまで値下がりした。 その後はインターネットの普及に伴って、ファイルごとの容量も増加していったため、それに対応するような形でハードディスクの容量もどんどん大きくなっていった。最近では1TBあたりでも一万円前後で手に入る時代になり、ハードディスクは大衆化した。